どもー、たなかです!
今回は、wordで文面の調節が面倒になったので
他のワープロソフトでおすすめはないのかと言うことで
「pLaTeX2e」(プラテフツーイー)を紹介したいと思います!
pLaTeX2eを選んだ理由は
1.フリーソフトである
2.大体のOSで動く
3.数式が楽に記述できる
4.レイアウトをコマンドで変更できる
5.すべてキーボードで済む
6.学会などで使われている
まずは、pLaTeX2eの歴史について振り返ってみましょう!
(歴史から本質が見えたりする)
pLaTeX2eが出来るまでの流れをザックリと
<TeXとは?>
アメリカの学者ドナルド・クヌース氏が1978年に開発した組版ソフトです!
(ネット文献を調べていると「文書整形システム」とも出てくるが、ここでは参考資料に従う)
記述法は、HTMLと同じマークアップ言語で記述します
(マークアップ言語は、各自調べてください)
HTMLくらいは、聞いたことありますよね?
分からない方は「F12キー」押して確認してみてください
TeXは、数式をキレイに書くことに優れているので理工系の学生や研究者に使われている
しかし基本的なコマンドしかなく、レイアウトを整えることが一般人では難しかった
<LaTeXからLaTeX2eへ>
TeXを一般ユーザが使いやすいようにと誕生したのが「LaTeX」(ラテフ)です!
DEC社(現在のHP社)のレスリー・ランポート氏が1985年に開発しました
TeXに様々な機能を足したものである
例として、「箇条書き・表組・章や節など文書の構成要素を指定する命令を提供」などがあります
LaTeXは、世界で広く利用され、いろいろな改良や修正を加えられて、何種類ものLaTeXが誕生しました
この問題を措置しようと「LaTeX3 Project Team」が立ち上がり、
LaTeX3が出来るまでの移行措置として「LaTex2e」が誕生しました
ここまで、話してきたがここまでのTeXやLaTeXは日本語に対応していない
日本語に対応したTeXを「pTeX」(publishing TeX)といい
日本語に対応したLaTeXを「pLaTeX」(publishing LaTeX)といいます(2eならpLaTeX2e)
<pLaTeXを使ってみよう!>
まず、インストールの仕方は各自調べてください(pLaTeX2eインストール方法とかで出てくる)
(イメージは、コンパイラーを入れる感じ)
「.tex」という拡張子を書けばソースファイルになる
使い方のイメージは、上記の通り
Unix系のOSなら下のコマンドをターミナルなど使う(使える)
実際に例として書いてみました!
\documentclass{jarticle} \begin{document} \begin{center} {\LARGE ようこそ、\LaTeX の世界へ! } \end{center} $f$を閉区間$[a,b]$上の可積分関数とし、$f$と$g$の {\bfseries 内積 (inner product)}を \begin{equation} (f,g) = \int_{a}^{b}f(x)g(x)dx \end{equation} と定義し、$(f,g)=0$のとき$f$と$g$は{\bfseries 直交する(be orthogonal)}という。 \end{document}
では、実際にどうなっているか見てみましょう!(画像はクリックで拡大されます)
▲このように書けます!
複雑に見えますが、wordで似たような作ろうと思うと面倒だと思います!
と、ここまで書きましたが…
正直、覚えるのが大変… & 学会など以外で使わない!
しかし、卒論を書くときに「TeXで書けと言われても使い方が分からない!」とかなる前に
一度、TeXを触ってみてもいい思います!
以上です!